zip関数

複数のリストを対応する要素同士でペアにするzip関数の使い方です。

zip関数とは

zip() は Python の組み込み関数で、複数のリスト（などのイテラブル）を「対応する要素同士でペアにする」関数です。 対応するデータを一緒に処理したいとき（例：元画像と処理後画像のペア、IDと値のペアなど）に便利です。

基本構文

zip(list1, list2)

これにより、list1[0] と list2[0]、list1[1] と list2[1]、… というように要素がペアになります。

具体例

files_template = ["a.jpg", "b.jpg", "c.jpg"]
files_query    = ["a_2.jpg", "b_2.jpg", "c_2.jpg"]

for file_path_template, file_path_query in zip(files_template, files_query):
    print(file_path_template, "<->", file_path_query)

▶ 出力：

a.jpg <-> a_2.jpg
b.jpg <-> b_2.jpg
c.jpg <-> c_2.jpg

補足：リストの長さが異なる場合

zip() は一番短いリストに合わせて止まります。

zip(["a", "b"], [1, 2, 3])
# → ("a", 1), ("b", 2) まで。3 は無視される。