Rの枠のタイプについて
r
Rの
bty パラメータについてまとめます。
Rの枠のタイプについて
Rでプロットを作成すると、デフォルトで枠が表示されます。 この枠のタイプを bty パラメータで指定できます。
パラメータは以下の通りです:
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"o": デフォルト。四角形の枠。 -
"l": 左下と右上に枠が表示される。 -
"7": 左上と右下に枠が表示される。 -
"c": 左右に枠が表示される。 -
"u": 上下に枠が表示される。 -
"]": 右上に枠が表示される。 -
"n": 枠なし。
また、frame.plot = FALSE で枠を消すこともできます。 おそらく bty = "n" と同じ動作をします。
plot(1:10, 1:10, frame.plot = FALSE)枠を後から追加する
枠を後から追加したい場合は、box() 関数を使用します。
おまけ: which 引数
box() には どの領域に枠を描くかを指定する which 引数があります。
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"plot"(デフォルト): プロット領域の枠を描く -
"figure": figure 領域(複数のプロットを配置したときの一枠)に枠を描く -
"inner": inner margin(par("mai")の内側)に枠を描く -
"outer": outer margin(par("oma")で指定した外側余白)に枠を描く
軸も書きたくない場合
枠も軸も書きたくない場合は、axes = FALSE を指定します。
plot(1:10, 1:10, axes = FALSE)plot(1:10, 1:10, frame.plot = FALSE)まとめ
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btyパラメータで 枠の形 を制御できる。-
"o"がデフォルトの四角形、"n"は枠なし。
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frame.plot = FALSEでも枠を消せるが、これは 枠の描画そのものをオフにする設定。実質的にbty = "n"と似ている。 -
box()関数を使えば、プロット後に 枠を追加できる。-
btyで形を指定できる。 -
which引数を使えば、plot/figure/inner/outerといった 階層的な領域に枠を描ける。
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- 枠も軸も出したくない場合は
axes = FALSEを使う。
つまり:
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スタイルを決めたいときは
bty -
枠そのものを消したいときは
frame.plot = FALSE -
後から枠を追加したいときは
box() -
軸も含めて完全に消したいときは
axes = FALSE





