Obsidian Bases で最近作成したノートを表示する

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Obsidian Bases プラグインで最近作成したノートを表示する方法について解説します。
Author

Maple

Published

2025-08-24

Modified

2025-08-24

Obsidian Base プラグインとは

マークダウン形式のノートを管理できる Obsidian に、2025年8月18のアップデート(version 1.9.10) でBases という新しいコアプラグインが public 版に追加されました。(参考: Obsidian - Changelog

リファレンスとしては、Obsidian Help の Introduction to Bases が一番充実しています。

Bases は簡単に言うと、データベース機能です。 Notion を使用していた方だと、databases と大体同じだと考えて良いと思います。 まだNotionほどは高機能ではない印象ですが、今後のアップデートで機能が充実していくことが期待されます。

2025年8月現在は、表形式とカード形式でデータ表示ができます。

1週間以内に作成したノートを表示する

最低限以下のコードブロックを追加すれば、デイリーノートに1週間以内に作成したノートを表示できます。

filters:
  and:
    - file.ctime >= date(this.file.name).date()
    - file.ctime < (date(this.file.name).date() + "7d")

base

base

日時の書き方については、Obsidian Help - Functions が参考になると思います。 ここでは、file.ctime (file created time) が 現在のノートの名前(this.file.name, 例えば20250824)の日付以上、かつ7日以内、という条件を指定しています。 “7d” の部分を変更することで、好きな期間に変更できます。

それ以外にもコードブロック内でいろいろ設定ができますが、一度設定したら、あとはGUI(マウス操作)で簡単に変更できます。 逆に言うと、上記のような、〇〇日以内に作成したノートを表示する、のような設定はGUIではできません。

設定を変えたい場合は、右上の [Properties] をクリックします。

properties

properties

上記の画像では、[created time] の列を追加しました。 メタデータやヘッダー記載のプロパティ などの情報を表示させることができます。 そのほかにもソートやフィルターの追加もできます。

一度追加すると、コードブロックの中身自体が変わるので、このようにして設定するのが楽です。 例えば、上記のように、作成日時を表示するようにしただけで、コードブロックの中身が以下のように変わりました。

filters:
  and:
    - file.ctime >= date(this.file.name).date()
    - file.ctime < (date(this.file.name).date() + "7d")
views:
  - type: table
    name: Table
    order:
      - file.name
      - file.ctime

感想

これまでは Obsidian Dataview プラグインを使って、同様のことをしていました。 自由度が高く、これで満足していましたが、同様のことがObsidianのコアプラグインとして使えるようになったのは嬉しいです。 コアプラグインということもあって、設定が簡単ですね。 いろいろ試してみたいです。